横綱・豊昇龍の強さの秘密は、その家系にあった!
第74代横綱となった豊昇龍の父親は何歳なのか?
叔父に朝青龍を持つ「格闘一家」の実態とは?
本記事では、モンゴル出身の横綱・豊昇龍の家族構成を徹底解説します。
父親の年齢や職業から、朝青龍との複雑な関係、さらには家系図を紐解くことで見えてくる驚きの事実まで、豊昇龍の強さの源泉を家族の視点から探ります。
この記事で分かること:
・豊昇龍と朝青龍の「叔父と甥」という関係の裏にある複雑な絆の真実
・モンゴルの格闘一家の家系図から読み解く、豊昇龍の強さの秘密
豊昇龍のプロフィール|モンゴル出身の第74代横綱
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豊昇龍(ほうしょうりゅう)は、モンゴル・ウランバートル出身の現役大相撲力士で、立浪部屋所属の第74代横綱です。本名はスガラグチャー・ビャンバスレン、1999年5月22日生まれで、2025年現在26歳。身長188cm、体重150kgの恵まれた体格を持っています。
モンゴルの格闘家一族に生まれた豊昇龍は、もともとレスリング選手として活動していましたが、高校時代に来日し日本の相撲の魅力に触れたことがきっかけで17歳から相撲を始めました。2018年1月場所で初土俵を踏み、2019年11月場所で新十両、2020年9月場所で新入幕を果たします。
その後も順調に番付を上げ、2022年3月場所で新三役、2023年名古屋場所後に大関昇進、そして2025年1月場所での幕内優勝を経て、同年3月場所で第74代横綱に昇進。得意技は右四つ・寄り・投げで、幕内通算264勝160敗10休という好成績を誇ります(2025年5月場所時点)。
豊昇龍の父親の年齢と職業|52歳のモンゴル警察官
豊昇龍の父親は、ドルゴルスレン・スガラグチャーさん。2025年時点で52歳であり、モンゴルで警察官として長年勤務してきました。スガラグチャーさんは5人兄弟の長男で、厳格で正義感の強い性格の持ち主として知られています。
モンゴル警察官という職業柄、規律や責任感を重んじるスガラグチャーさんの姿勢は、豊昇龍の人格形成にも大きく影響しています。2023年の大関昇進伝達式や2025年の横綱昇進時には、スガラグチャーさんが日本に来日し、息子の晴れの舞台を見守る姿が話題となりました。
豊昇龍は幼い頃から父親の背中を見て育ち、その厳格さと真面目さを受け継いでいます。父親の職業が警察官であることも、豊昇龍の礼儀正しさや真摯な姿勢に表れているといえるでしょう。
豊昇龍の家系図で分かる格闘一家の実態
豊昇龍の家系図を紐解くと、相撲界でも屈指の「格闘一家」であることが明らかになります。豊昇龍の父・ドルゴルスレン・スガラグチャーさんは5人兄弟の長男で、家族構成は父母と3人兄弟(兄・豊昇龍・弟)の5人家族です。母親はナルマンダフさんで、兄は2歳年上、弟は8歳年下となっています。
特に注目すべきは父親の兄弟関係です。豊昇龍の叔父たちには、元横綱・朝青龍(ドルゴルスレン・ダグワドルジ)、元レスリング選手で現政治家のスミヤバザル氏、元プロレスラーのブルー・ウルフ(ドルゴルスレンギーン・セルジブデ)など、格闘技界で名を馳せた人物が揃っています。
さらに、豊昇龍のいとこにも注目の力士がいます。父の弟・セルジブデさんの息子であるルブサンゴンボさん(四股名:天狼星)は、明徳義塾高校を経て2025年に錣山部屋へ入門しました。つまり、天狼星関は朝青龍の甥であると同時に、豊昇龍のいとこという関係になります。
このように豊昇龍の家系図からは、格闘技の才能が脈々と受け継がれてきた一族の姿が浮かび上がり、豊昇龍がなぜここまで強い力士になれたのか、その背景が見えてきます。
豊昇龍と叔父・朝青龍の複雑な関係性
豊昇龍と元横綱・朝青龍の関係は、単なる「叔父と甥」という枠を超えた複雑なものです。かつては「朝青龍の甥」という肩書きで注目されていた豊昇龍ですが、現在は自身の活躍により「豊昇龍」という名前が広く知られるようになりました。
両者の関係は常に良好というわけではなく、2025年初場所で豊昇龍が2度目の幕内優勝を果たす直前までは、約1年間連絡を取っていない状態でした。これには金銭面でのトラブルも絡んでいたとされています。しかし、立浪親方や後援会関係者の仲介もあり、豊昇龍が朝青龍に電話をかけたことで関係が修復。朝青龍は豊昇龍の横綱昇進に合わせて緊急来日し、明治神宮での奉納土俵入りを見届けるなど、重要な場面では家族としての絆を見せています。
豊昇龍自身も「朝青龍の甥」と呼ばれることに対して複雑な思いを抱きながらも、自分自身のアイデンティティを確立。今では「朝青龍の甥」ではなく「第74代横綱・豊昇龍」として、自身の実力で新たな歴史を刻み始めています。
豊昇龍の家族構成と兄弟関係|5人家族の真ん中として
豊昇龍は5人家族の真ん中に生まれました。父ドルゴルスレン・スガラグチャーさん(52歳)、母ナルマンダフさん、2歳年上の兄、8歳年下の弟という家族構成です。兄と弟は現在もモンゴルに住んでおり、相撲の道には進んでいません。
豊昇龍(本名:スガラグチャー・ビャンバスレン)は、1999年5月22日生まれの26歳。三人兄弟の真ん中という立場ながら、母親によると家庭では末っ子気質な一面もあるといいます。モンゴルの家族との絆を大切にしながらも、日本では「日本の弟」と呼ぶ久保田輝哉さんとの交流もあり、第二の家族を作っています。
豊昇龍は相撲界の成功と共に、モンゴルの家族を日本に招待する機会も増えています。特に大関昇進や横綱昇進の際には家族が駆けつけ、その晴れ舞台を共に喜ぶ姿が話題となりました。家族の支えがあってこそ、豊昇龍の活躍があるといえるでしょう。
豊昇龍のいとこと有名親戚|朝青龍の甥が錣山部屋に入門
豊昇龍の親族には著名人が多数います。最も有名なのは言うまでもなく叔父の元横綱・朝青龍ですが、そのほかにも豊昇龍のいとこである天狼星(てんろうせい)関は特に注目を集めています。
天狼星関(本名:セルジブデー・ルブサンゴンボ)は、朝青龍の弟であるブルー・ウルフ(プロレスラー)の息子であり、朝青龍からすれば甥、豊昇龍からすればいとこにあたります。彼は明徳義塾中学・高校で相撲の実績を積み、2025年に錣山部屋へ入門しました。
また、豊昇龍の父方の叔父にはウランバートル市長や総合格闘家としても知られるスミヤバザル氏もおり、まさに格闘一家といえる血筋です。こうした格闘技の才能に恵まれた親族の存在は、豊昇龍が相撲界で成功を収める上での大きな刺激となっています。
今後は天狼星関の相撲界での活躍も期待されており、豊昇龍と同様に朝青龍の血を引く若手力士として注目を集めています。
モンゴル出身力士一族の強さの秘密
豊昇龍をはじめとするモンゴル出身力士一族が日本の相撲界で圧倒的な強さを誇る背景には、いくつかの共通した特徴があります。
まず、モンゴルの自然環境と生活スタイルが挙げられます。幼少期から草原での遊びや家畜の世話、馬に乗る生活を通じて自然と足腰が鍛えられ、体幹やバランス感覚、持久力が養われています。
次に、モンゴルの伝統的な格闘技「ブフ」の影響が大きいといえます。多くのモンゴル力士は幼い頃からブフで鍛えられており、豊昇龍の家系のように代々格闘家の血を引く家系も珍しくありません。こうした環境で、幼少期から勝負に対する強い意識や精神力が培われているのです。
さらに、モンゴル出身力士たちは日本の相撲界でも強い結束力を持っています。同郷の仲間同士で情報交換や助け合いを行い、日本での生活や稽古に順応しやすい環境を築いているのです。
このように、モンゴル力士一族の強さは、自然環境、伝統格闘技、家族の絆、そして同郷力士同士のネットワークという複数の要素が融合した結果といえるでしょう。
豊昇龍と朝青龍|似て非なる二人の横綱の比較
豊昇龍と朝青龍は、モンゴル出身の横綱という大きな共通点を持ちながらも、その相撲スタイルや人柄には明確な違いがあります。
共通点としては、両者とも幼少期から格闘技に親しみ、強い精神力と勝負根性を持っていること。また、豊昇龍の四股名は師匠の「旭豊」と叔父の「朝青龍」から一文字ずつ取って名付けられており、家族の絆を重視している点も似ています。
一方、相撲スタイルには大きな違いがあります。朝青龍は圧倒的なパワーとスピード、闘志あふれる取り口で25回の優勝を果たし、モンゴル出身力士として初の横綱となりました。対して豊昇龍は当初細身でスタートし、体重増加やけがを乗り越えながら着実に力をつけてきた努力型の力士です。
性格面でも、朝青龍が時に激情的で個性的な言動で注目を集めたのに対し、豊昇龍はより穏やかで礼儀正しい印象を与えています。これは父親が警察官であることの影響も大きいでしょう。
豊昇龍はかつて「朝青龍の甥」と呼ばれることが多かったものの、現在では「豊昇龍の叔父が朝青龍」と表現されるようになっており、自身の実力と個性で新たな時代を築きつつあります。
豊昇龍が相撲を選んだ意外なきっかけ
豊昇龍が相撲を始めたきっかけは、多くの人が想像するのとは異なり、幼少期は「相撲だけはやらない」と決めていたという意外な事実があります。叔父である朝青龍の存在感に圧倒され、あえて別の道を模索していたのです。
5歳から柔道を始め、11歳からはレスリングに転向した豊昇龍は、東京オリンピックを目指して日本体育大学柏高校(旧・柏日体高校)にレスリング留学生として来日しました。当初は相撲とは無縁の道を歩んでいたのです。
転機となったのは、高校生活中に両国国技館で生の大相撲を観戦したことでした。特に当時活躍していた日馬富士の相撲に魅了され、「自分も相撲をやってみたい」と心変わり。柏日体高校の相撲部に入部し、体重66キロという細身ながらも努力を重ねてインターハイ2位、国体3位などの実績を残します。
興味深いのは、豊昇龍が相撲に転向した理由の一つに「レスリングよりも相撲の方が自分に合っている」と感じたことがあるという点です。幼い頃から見てきた叔父の姿が無意識のうちに影響していたのかもしれません。
高校卒業と同時に立浪部屋に入門した豊昇龍は、「自分の道は自分で切り開く」という強い意志を持って相撲界に飛び込みました。叔父・朝青龍の栄光を追うのではなく、「豊昇龍」として新たな歴史を創ることを目標に掲げ、今日までその道を邁進しています。
第74代横綱・豊昇龍の今後の活躍に期待
豊昇龍は2025年3月場所で第74代横綱に昇進し、5月場所では東横綱として土俵に立ち、11勝3敗という安定した成績を残しています。大関・大の里の優勝争いには及ばなかったものの、関脇・大栄翔を寄り切るなど横綱としての力強さを見せています。
2025年春場所では右肘の痛みを抱えて途中休場となるなど、横綱昇進後も順風満帆とはいえない時期もありました。しかし、1月場所での幕内優勝や、厳しい状況でも勝ち星を重ねる粘り強さは、豊昇龍の成長と精神力の証です。
今後の相撲界は、大の里の大関昇進も確実視され、豊昇龍との新時代を築く展開が期待されています。豊昇龍自身も「しっかりお互い頑張っていきたい」と前向きなコメントを残しており、ライバルとの切磋琢磨がさらなる飛躍につながるでしょう。
注目すべきは、豊昇龍が将来的に日本国籍取得の意向を示していることです。これは引退後も親方として相撲界に貢献したいという強い思いの表れであり、モンゴル出身力士として初の親方になる可能性を秘めています。
朝青龍の甥として注目を集めた豊昇龍ですが、今や「豊昇龍」という名前そのものが新たな時代の象徴となっています。父親の年齢や家系図から見えてくる豊かな格闘家の血筋と、本人の努力が実を結び、日本の国技を担う大横綱へと成長しました。今後も豊昇龍がどのような相撲人生を歩み、どのような歴史を刻んでいくのか、多くのファンが熱い視線を送り続けることでしょう。
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