琴櫻関（将傑）は琴櫻横綱の孫！父は元関脇・琴ノ若で母は琴櫻の長女というサラブレッドだった！？

現在、大関として活躍する琴櫻将傑。

その背景には、第53代横綱琴櫻から始まる名門・琴櫻家の輝かしい歴史があります。

本記事では、祖父・横綱琴櫻、父・元関脇琴ノ若、そして現役大関・琴櫻将傑に至る三代の系譜と、200年の歴史を誇る佐渡ヶ嶽部屋の物語を詳しく紹介します。

琴櫻関（将傑）は琴櫻横綱の孫！

大相撲界で注目を集める大関・琴櫻将傑（ことざくら まさかつ）は、伝説の第53代横綱琴櫻の直系の孫として知られています。佐渡ヶ嶽部屋所属の琴櫻将傑（本名：鎌谷将且）は、1997年11月19日生まれ。父は元関脇の琴ノ若（現13代佐渡ヶ嶽親方）、母は横綱琴櫻の長女という相撲界の名門で生まれ育ちました。

2024年に大関に昇進を果たした琴櫻将傑は、2歳という驚くべき早さで相撲を始めています。189cmの長身と179kgの恵まれた体格を武器に、右四つ、寄り、押し相撲を得意とする実力派力士です。

琴櫻家の唯一の孫として、一人っ子の琴櫻将傑は名門の誇りと伝統を受け継ぐ重責を担っています。祖父の名を冠した四股名とともに、さらなる高みを目指して日々精進を重ねています。

興味深いのは、父親が母方の佐渡ヶ嶽部屋に婿養子として入り、部屋を継承したという経緯です。現在は父が親方として、母が女将として部屋を切り盛りしています。一人っ子の琴櫻将傑は、この名門の期待を一身に背負い、大関として活躍を続けています。

『大関・琴櫻将傑の力士情報｜経歴と実績』

佐渡ヶ嶽部屋所属の大関・琴櫻将傑（ことざくら まさかつ）は、第53代横綱琴櫻の血統を引く期待の大器です。1997年11月19日、千葉県松戸市に生まれ、本名は鎌谷将且（かまたに まさかつ）。189cmの長身と179kgの体格を活かした右四つ、寄り、押し相撲で勝負を決める技巧派として知られています。

【主な成績（2025年3月場所終了時点）】
• 通算成績：388勝255敗14休（56場所）
• 幕内成績：254勝167敗14休（29場所）
• 大関成績：66勝39敗（7場所）

【受賞歴】
• 幕内優勝：1回（2024年11月場所・14勝1敗）
• 年間最多勝：1回（2024年・66勝24敗）
• 年間最優秀力士賞：1回（2024年）

2024年に祖父の四股名「琴櫻」を継承して以来、大関として安定した成績を残しています。直近の2025年3月場所でも8勝7敗と勝ち越しを達成。横綱昇進を視野に入れた更なる活躍が期待されています。

「琴櫻どうした？」 ― ファンが気にかける大関の現状

大関昇進後、安定感を見せていた琴櫻将傑の相撲に、最近やや陰りが見え始めています。特に2025年3月場所での8勝7敗は、大関としては物足りない成績でした。

【気がかりな変化】 • 立ち合いの迫力不足 • 攻めの相撲が減少 • 体の切れが以前ほど見られない • 疲労の蓄積を思わせる動き

ただし、本人は「今は調整段階。もう1つ上を目指すためには必要なプロセス」と前向きなコメント。佐渡ヶ嶽部屋の親方も「一時的な調整期。むしろ、ここで課題が見つかったことはプラス」と語っています。

【今後の展望】 横綱昇進という大きな目標に向けて、琴櫻将傑は基礎から立て直しを図っているとされます。ファンの心配の声に応えるべく、次場所での復活を期して、稽古に励んでいる姿が報告されています。名門の誇りを胸に、必ずや這い上がってくる ― そんな期待が高まっています。

琴櫻関の父元関脇・琴ノ若晴將の経歴

現大関・琴櫻将傑の父である元関脇・琴ノ若晴將（本名：鎌谷満也）は、1968年5月15日、山形県尾花沢市に生まれました。恵まれた体格と運動神経の持ち主で、中学時代は柔道部のエースとして活躍。砲丸投げでも県大会入賞を果たすなど、多彩な運動能力を発揮しました。

【相撲人生の主な経歴】 • 1984年5月：佐渡ヶ嶽部屋入門、初土俵 • 1990年7月：新十両昇進 • 1990年11月：新入幕 • 1993年9月：小結昇進 • 1998年11月：関脇昇進

琴ノ若は長身を活かした右四つ・寄りを得意とし、端正な容姿と真摯な相撲で人気を集めました。現在は佐渡ヶ嶽部屋13代目親方として、横綱琴櫻の長女（現女将）とともに部屋を運営。息子である琴櫻将傑の指導を含め、相撲界の発展に貢献し続けています。

『第53代横綱・琴櫻傑將 ― 昭和を代表する名横綱の足跡』

1940年11月26日、鳥取県倉吉市に生まれた琴櫻傑將（本名：鎌谷紀雄）は、昭和後期を代表する名横綱として知られています。182cmの長身と150kgの恵まれた体格から「猛牛」の異名を取り、力強い相撲で時代を席巻しました。

【主な経歴】 • 1959年1月：初土俵 • 1962年7月：新十両昇進 • 1963年3月：新入幕 • 1967年11月：大関昇進 • 1973年3月：横綱昇進 • 1974年7月：引退

【輝かしい成績】 • 生涯成績：723勝428敗77休（93場所） • 幕内成績：553勝345敗77休（65場所） • 幕内優勝：5回 • 殊勲賞：4回 • 技能賞：2回

引退後は佐渡ヶ嶽部屋の親方として後進の育成に力を注ぎ、相撲界の発展に貢献。その遺伝子は孫の琴櫻将傑（現大関）へと受け継がれ、今なお相撲界に大きな影響を与え続けています。

琴櫻の娘・鎌谷真千子女将は佐渡ヶ嶽部屋を支える要

横綱琴櫻の長女として1971年6月に生まれた鎌谷真千子さんは、現在53歳。約40名の力士と裏方を抱える佐渡ヶ嶽部屋の女将として、相撲部屋の要となっています。

【女将としての歩み】 幼少期は相撲部屋の独特な環境に戸惑いを感じ、女将の道を避けたいと考えていた時期もあったといいます。しかし、1996年に佐渡ヶ嶽部屋の後継者である元関脇・琴ノ若（現親方）との結婚を機に、運命的な形で相撲部屋との深い絆を結ぶことになりました。

【現在の役割】 • 力士たちの生活面のケア • 部屋の財務・税務管理 • 寮母としての精神的サポート • 伝統の継承と維持

特筆すべきは、大関となった息子・琴櫻将傑への教育方針です。相撲界の厳しさを知る母として、愛情と規律のバランスの取れた育て方で、息子の相撲人生を支え続けています。名門・佐渡ヶ嶽部屋の伝統を守りながら、現代的な経営感覚も併せ持つ女将として、相撲界に新風を吹き込んでいます。

琴櫻の相撲部屋「佐渡ヶ嶽部屋」は200年の伝統を誇る名門

佐渡ヶ嶽部屋は、1955年に元小結・琴錦（初代）が二所ノ関部屋から独立して創設した伝統ある相撲部屋です。創設以来、横綱・琴櫻をはじめ、大関・琴ヶ濱、関脇・長谷川など、数々の名力士を世に送り出してきました。

【黄金期を築いた第12代佐渡ヶ嶽（琴櫻）時代】 1974年、先代親方の急逝により、現役引退直後の琴櫻が12代目を継承。その後、精力的な指導により、以下の実力者を育成しました。 • 大関：琴風、琴欧洲、琴光喜 • 関脇：琴富士 • 幕内：琴奨菊 他

【現在の佐渡ヶ嶽部屋】 • 所在地：千葉県松戸市 • 親方：13代目佐渡ヶ嶽（元関脇・琴ノ若） • 代表力士：大関・琴櫻将傑

200年以上の歴史を持つ佐渡ヶ嶽部屋は、現在も琴櫻家が代々継承する名門として、相撲界の発展に貢献し続けています。

『相撲界の名門・琴櫻一族の系譜と現在』―まとめ

この記事では、現大関・琴櫻将傑を中心に、名門・琴櫻家の三代にわたる相撲界への貢献を紹介してきました。第53代横綱琴櫻傑將、元関脇琴ノ若晴將、そして現大関琴櫻将傑へと受け継がれる相撲の血統は、まさに日本相撲界の至宝といえます。

佐渡ヶ嶽部屋を舞台に、親方（元関脇・琴ノ若）と女将（横綱琴櫻の長女）が支える中、大関・琴櫻将傑は横綱昇進を目指して日々精進を重ねています。2024年の大関昇進と祖父の四股名継承以降、幕内優勝1回、年間最多勝など、着実な成果を上げてきました。

最近は一時的な調整期を迎えているものの、189cmの恵まれた体格と確かな技量を持つ琴櫻将傑の今後の活躍から目が離せません。200年の歴史を誇る佐渡ヶ嶽部屋の新たな黄金期の到来を、相撲ファンは固唾を呑んで見守っています。